「公式乗り場なら安心」と油断したら…バンコクのタクシーで身の危険を感じた恐怖体験
タイの公式乗り場でタクシーのメーターを切られ、高額請求された20代女性の体験談。女性3人旅での恐怖と、対策として配車アプリ活用の重要性を紹介します。
イチオシスト
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公式乗り場だからといって100%安心せず、乗車直後のメーター確認は必須です
【わたしのイチオシ対策】タクシーのぼったくり対策と、配車アプリの活用
自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。
今回は、バンコクのショッピングセンターからタクシーに乗った際、メーターを切られて不当な料金を請求された20代女性の体験談をお届けします。
旅の始まりと、突然のトラブル
20代のとき、母親と妹の家族3人でタイのバンコクへ女子旅に出かけました。1日目の午後にバンコク・ドンムアン空港へ到着し、夜ご飯を食べに活気あふれるジョットフェアーズナイトマーケットへ。2日目はアイコンサイアムやMBKセンターへ向かい、終日ショッピングを楽しみました。3日目の午前中にはアユタヤを散策し、午後はホアンムムナイトマーケットで現地のグルメを堪能。4日目にはワットアルンやワットパクナムといった有名な寺院を終日巡るなど、素晴らしいスケジュールを順調に消化していました。
トラブルが起きたのは、最終日である5日目の午前中のことです。再度お土産を探すためにMBKセンターを訪れ、買い物を終えたあとに施設にある公式のタクシー乗り場からタクシーへと乗車しました。事前のリサーチで、海外の「流しのタクシー」はぼったくりなどの危険性があると強く認識していましたが、ショッピングセンターが管理している公式の乗り場から巡回している車であれば、100%大丈夫だろうとすっかり安心しきっていたのです。
乗り込んだ当初、運転手の男性はニコニコとしていて非常にフレンドリーであり、とても優しそうな印象を受けました。ところが、車が出発して3分ほど経った頃、車内の空気は急変しました。運転手が突然、私たちのわからない現地の言葉を使い、非常に強い口調と高圧的な態度で話しかけてきたのです。
現地での苦労とリアルな気づき
今回トラブルのきっかけとなったMBKセンター(マーブンクロンセンター)は、観光客に大人気の巨大ショッピングモールであり、室内で安心して屋台ご飯を楽しめるなど、事前リサーチさえ徹底すれば素晴らしい施設です。だからこそ、「有名で綺麗な施設内の公式乗り場だから」といって、中にいるドライバーまで信用してはいけないという、海外のシビアな現実を突きつけられた思いでした。
トラブルの解決と、現地の人との温かいやり取り
メーターを切られ、理不尽な高額請求をされた車内で、私たちはパニックになりながらも必死に解決の糸口を探しました。偶然にもバンコクに暮らしている親戚がいたため、状況を打開しようと車内から急いで携帯電話で連絡を試みたのです。しかし、タイミング悪くその時は親戚に電話が繋がらず、頼みの綱を失ってしまいました。
密室での運転手の高圧的な態度はエスカレートするばかりで、10分ほどの短い移動距離でしたが、私たちは「このままではどこか知らない場所へ連れて行かれてしまうかもしれない」という身の危険すら感じていました。そのため、これ以上の対立を避けて車内から一刻も早く解放されたいという一心で、私たちは要求された通り一人300バーツ、合計900バーツの現金を大人しく支払って車を降りるという選択をしました。
悔しい結果にはなりましたが、無事に身体を解放され、その日の夜には予定通り飛行機に乗って無事に帰国することができました。後日、連絡が取れた現地の親戚にこのトラブルを報告したところ、「そういう時は毅然とした態度ですぐに車を降りるか、メーターをつけるように折れずに言い続けるのが正解だったんだよ」と教わりました。旅慣れているという慢心から初期対応の手を誤ってしまいましたが、大金を失うことなく三人が無事に我が家へ帰れたことは、結果として不幸中の幸いだったと言い聞かせています。
■編集部解説
ショッピングモールの公式乗り場という安心感や、最初のフレンドリーな笑顔に騙されてメーターを確認しなかった心理は、誰にでも起こり得る落とし穴です。密室空間でドライバーが高圧的になった際、下手に反撃して事件に巻き込まれるのを避け、お金を払って身体の安全を第一に確保した判断は、パニックの中で命を守るための適切なリスク管理でした。 東南アジアでの移動トラブルを防ぐには、やはり事前の配車アプリ「Grab」の活用が最強の防御策です。
この経験から得た「わたしの教訓」
ショッピングセンターの「公式乗り場」に登録しているドライバーであっても、個々の質や防犯意識までは保証されておらず、メーターを不正に切って高額な料金をむしり取ろうとする事例が後を絶ちません。楽しい旅行の締めくくりにこうした悪質なトラブルに遭うと、旅全体の思い出がすべて曇ってしまいます。今回のタクシートラブルから学んだ、海外旅行における確実な教訓と自衛のポイントを以下にまとめます。
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ショッピングセンターや空港の「公式乗り場」だからと100%安心しないこと
どれほど立派な施設であっても油断は禁物です。乗車した直後には、必ずドライバーが正しくメーターを作動させたかどうかを目視で確認する癖をつけてください。 -
流しのタクシーや交渉制の車を避け、基本的には配車アプリ「Grab(グラブ)」を徹底活用すること
配車アプリを利用すれば、乗車前に目的地までの料金が明確に確定し、ドライバーの身元やルートも完全にアプリ上で記録されます。言葉が通じない中での理不尽な料金交渉や、高圧的なぼったくりトラブルを完全に回避できる最も安全な手段です。 -
メーターの作動を拒否されたり不当な請求をされた場合は、即座に「降りる」勇気を持つこと
車が完全に走り出す前や、異変に気づいた乗車直後の段階であれば、毅然とした態度で「メーター・プリーズ」と要求し、拒否されたらすぐにドアを開けて降りる強さが必要です。 -
海外では「向こうからフレンドリーに近づいてくる人」を一度すべて疑うこと
最初はニコニコと優しそうに接してくる人であっても、それはこちらの警戒心を解くための罠である可能性があります。「誰も信用しない」くらいの引き締まった危機管理意識を常に持って行動してください。
2026年現在、バンコクをはじめとする海外都市では、東南アジア共通の配車アプリ「Grab」や「Bolt」などが主流となっており、乗車前に料金確定・クレカ決済が完了する便利な環境が整っています。旅先での小さな慢心や油断が、トラブルの格好の標的となってしまいます。皆様も海外へ渡航される際は、便利な配車ツールを事前にインストールしておくなどの万全の自衛策を徹底しておくとよいでしょう。
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