「日本がいかに安全か思い知った」セブ島で配車アプリのタクシーに閉じ込められ脅迫された女性が気づいたニッポンのすごいところ
セブ島で配車アプリを利用するも、運転手から倍以上の料金を請求され車内に閉じ込められた20代女性の体験談。言葉が通じない恐怖の密室から、友人たちとタイミングを合わせ逃げ出した決死の脱出劇を紹介します。
イチオシスト
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配車アプリであっても、乗車前に料金と目的地をドライバーと再確認することが重要です
【わたしのイチオシ対策】乗車前の料金再確認と流しタクシーの回避
自身やご家族が体験した海外旅行でのトラブルとその対策についてアンケートで募集し、【わたしのイチオシ対策】として紹介します。
今回は、セブ島で配車アプリを使ってタクシーを呼んだはずが、運転手に脅迫され高額料金を支払わされるまで車内に閉じ込められた20代女性の体験談をお届けします。
旅の始まりと、突然のトラブル
20代のとき、仕事の仲間たち4人でフィリピンのセブ島へ観光旅行に出かけました。1日目の午後にセブ・マクタン国際空港に到着し、ホテルの送迎バスで宿へ直行。夜にはさっそく賑やかなナイトマーケットへ繰り出し、美味しいステーキを食べてマンゴージュースやお酒を飲むなど、最高のスタートを切りました。2日目の午前中はホテルでゆったりと過ごし、午後からはマクタン島へ移動してプライベートプールや美しい海を満喫。夜は再びナイトマーケットを訪れ、その周辺のレストランでお酒を飲みながら楽しい時間を過ごしました。
しかし、楽しかった旅の気分が一瞬にして恐怖へと突き落とされる事件が発生したのです。3日目の午前中、空港へ向かってお土産を買おうと考え、セブ島の市街地にあるホテルの前からマクタン島へ行くためにタクシーを利用することしました。事前のリサーチで海外の「流しのタクシー」はぼったくりの危険性が高いと知っていたため、私たちは警戒して安全と言われている配車アプリを使ってタクシーを呼び出しました。公式アプリからの利用であれば料金も明確で絶対に安全だろうと信じきっていたのですが、これこそが落とし穴だったのです。
現地での苦労とリアルな気づき
車に乗り込み、出発する直前になって運転手の男が何やら早口で話しかけてきました。言葉が分からなかったため、スマートフォンの翻訳アプリを使って内容を確認して私たちは凍りつきました。そこに表示されていたのは、アプリの画面に示されている規定料金の倍以上という、あまりにも不当で法外な高額請求だったのです。あまりに高い請求額ですぐに観光客を狙ったぼったくりだと分かり、私たちは「その金額では払えない」と翻訳アプリを通じて必死に断りの意思を伝えました。出発前だったため「目的地に行くのはもう諦めるから、今すぐここで車から降ろしてほしい」とも頼みました。
しかし、運転手は私たちの要求を完全に無視し、鍵をロックした車内で凄まじい勢いで怒鳴り声を上げながら、「金を支払うまで絶対に降ろさない」と激しく脅迫してきたのです。そこから約30〜40分もの間、鍵を閉め切られた恐怖の密室のなかで、私たちは言葉も全くわからないままひたすら大声で怒鳴られ続けるという軟禁状態におかれました。旅行でウキウキしていた気分が一気に吹き飛び、どこか知らない場所に連れて行かれてしまうのではないかという絶望的な恐怖で胸が押しつぶされそうでした。何とか「今はお金がない」と説明したりして交渉を試みましたが、男の態度はエスカレートするばかり。安全と言われていたアプリからの利用だっただけに進退窮まり、ものすごい勢いで怒鳴られる環境に強い恐怖を感じました。
恐怖の密室と決死の脱出劇
ずっと怒鳴られながら料金を支払えと脅され続け、このままでは本当に拉致されてしまうかもしれないと身の危険を感じました。これ以上言葉で拒否し続けても降りる方法はないと悟った私たちは、現状を打破するためにまずは請求額の半分ほどの現金を男に手渡しました。しかし、男はそれでもなお満足せず、高圧的な態度で怒鳴り声を上げ続けていました。
そこで私は、一緒の席に座っていた友人たちと静かにアイコンタクトを交わし、全員でタイミングを見計らって車のドアを開け、タクシーから全力で逃げるようにして外へと脱出することに成功したのです。その後は男が追ってくるような音沙汰もなく、無事に空港へと移動してお土産を購入し、その日の夜に無事に日本へと帰国することができましたが、あの密室での30分間は一生忘れられないトラウマとなりました。
この一件を経て日本に帰国した際、日本の街がどれほど清潔で安全であるかを改めて痛感させられました。日本ではトイレはもちろん、ただの歩道や建物どこを見ても綺麗で清潔感があり感動します。飲食店などの衛生管理もかなり徹底されていて、それが当たり前じゃないことを海外旅行を通して知る事ができました。道に落ちてるゴミも少なく、日本人の一人一人の意識が高いおかげなんだなと思い、改めて日本で安心して生活できる尊さを身に沁みて実感しています。
■編集部解説
通常、Grabなどの配車アプリは料金が確定していますが、悪質なドライバーはそれを無視して交渉してくることがあります。特に「乗車してから」ではなく「出発前」に揉めた場合は、絶対に乗ってはいけません。密室で30分以上も怒鳴られ続ける状況は非常に危険でした。隙を見て逃げ出した判断は勇気ある行動です。
この経験から得た「わたしの教訓」
「アプリだから100%安全」という神話が崩れる事例です。ドライバーによってはアプリの規約を無視して強引な交渉を行ってきます。せっかくの楽しい海外旅行を悲しい思い出にしないために学んだ、確実な教訓と自衛のポイントを以下にまとめます。
- 観光地や路上でタクシーを使う際は、その辺の道にいる流しのタクシーは絶対に避けること
トラブルに遭う確率が非常に高いため、基本的には配車アプリの利用を前提に行動してください。 - アプリでの配車であっても完全に安全とは言い切れないため、車に乗る前に必ず運転手に値段を確認すること
乗車時に「アプリ決済だよね?」「料金はこれだよね?」と確認し、不穏な空気を感じたらドアを閉めて乗車を拒否する毅然とした態度が必要です。 - 万が一車内で揉めてしまい身の危険を感じた場合は、隙を見て安全な場所へ逃げ出すこと
今回はそのままどこかに連れて行かれるなどはなかったのですが、車の中で揉めたらそうなる可能性も高いので、タイミングを見計らって物理的に距離を置く強硬手段も時には必要です。 - 海外では「誰も信用するな」という引き締まった危機管理意識を常に持って行動すること
私たちはかなり警戒して安全な方法でタクシーを呼んだのにこのような事が起こってしまいました。疲れている時や移動時こそ油断は禁物です。
■編集部まとめ
楽しい旅行の締めくくりにトラブルに遭うと、思い出全体が曇ってしまいます。タクシーに乗る際は「メーター・プリーズ」と確認し、拒否されたら即座に降りる勇気も必要です。言葉や交渉に不安がある場合は、迷わず配車アプリを活用しましょう。
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